フラメンコ舞踊アカデミアEVITA主宰の大塚千津子氏の衣裳を担当させていただきました。
フラメンコ界での大御所であり、私の師匠でもある彼女からの依頼は光栄であると同時に正直プレッシャーでもありました。
舞台の構成や照明等と同じく衣裳にもこだわりのある彼女。
マントン(刺繍入りの大判ショール)をアレンジし、Malagueñas(マラゲーニャス)という曲目に合った衣裳をご依頼いただきました。
これがどちらもなかなか難航しました。
Malagueñasは唄は有名ですが、この曲で踊る人はほとんどいないため、参考になる踊りや衣裳も無く、いろいろ資料を探しましたが、やはり踊りや衣裳に関する資料はまったく見つけることができませんでした。
Malagueñasの意味合いについては以下の通り。
※Malagueñas・・・スペイン・マラガ県人が独自のフラメンコの世界を生み出して発展させた歌詞。決まったコンパスがない自由なリズムで歌われる歌詞は最も深遠な人間のさまざまな感情を捉えている。
また調べてくうちにジプシーとはまったく違ったスタイルだということが解りました。
あとは風景等から色や質感をイメージしてデザインすることに。
マラガの港の透き通ったエメラルドグリーンの海と建物のレンガ色が目に浮かびました。
マントンの柄を所々に散りばめました。
さらにマントンのフリンジを活かし胸元に編み目がくるアシンメトリーのデザインで、ボトムはスチレッチ素材のマーメイドラインでそれをワンピースにというご依頼。
何パターンかデザインと素材をプレゼンさせていただき、漸くデザインが決まりました。
今まで手掛けたことのないデザインとパターンで何度も調整・修正を繰り返しました。
その都度、丁寧に優しく時にアドバイスを頂きながら進めていきました。
おかげさまで何とか形にすることができ、舞台に間に合わせることができました。
このような貴重な機会をいただき、ほんとうにありがとうございました。

マントン

生地を組み合わせながらデザインを詰めていく

パターン・トワル組み

裁断

縫製

調整・修正

ステージにて

「大塚千津子フラメンコ舞踊アカデミア生徒発表会vol.13」
日時:2015年2月8日(日)開場16:00開演16:30
場所:青山 草月ホール http://www.sogetsu.or.jp/know/hall/
チケット:前売・当日共に ¥4500(全自由席)
出演:Baile(踊り)アカデミア生徒、大塚千津子/Guitarra(ギター)山崎まさし、川満慶/Cante(唄)クーロ・バルテペーニャス、アギラール・デ・ヘレス、斎藤綾子/Flauta(フルート)山本俊自/Palma(手拍子)土方憲人
チケット申込み:オフィシーナEVITA TEL 03-6416-3933/E-mail evita-sh@saturn.dti.ne.jp
主催・制作:(有)大塚フラメンカ http://www.casa-de-evita.com