「超福祉展」無事終了致しました。
ご来場いただいた皆様、運営スタッフやボランティアの皆さん、a.ladonna.ブースをアシストしてくださった皆さん、告知やカタログ製作に携わっていただいた皆さん、ありがとうございました。
9月3日〜9日までの期間中、ヒカリエ8階ブースだけでも昨年の4万3千人を遥かに上回る7万人の方にご来場いただいたそうです。
初日はスタートと同時に各メディアの報道陣が取材に来ておりました。
各ブース超福祉展のテーマ通り、スタイリッシュでカッコイイ最新モデルたちが展示されており、実際見たり触ったり体験できるコーナーになっていました。
シンポジウム(講演やワークショップ)も連日2時間ごとに開催されて盛り上がっていました。
土日は渋谷駅ハチ公前広場やなど他の場所でもイベントが同時開催されていました。
今回、弊社は
次世代型電動車椅子を創っているWIHLL
義手義足アーティストMoreThanHuman
超福祉展用別注ヤマトマネキン
の3社とのコラボディスプレイでした。
3Dデザインの映像も初公開しました。
ブースには
車椅子ユーザーの方。
お子さんが車椅子ユーザーの方。
重度の障がいで自分では服が着れないお子さんがいらっしゃる方。
ご自身のお子さんは亡くなったが周りの障がいを持つ方にリメイクを続けている方。
皮膚や紫外線過敏症の方。
他、身体障がい・精神障がいの方。
お年寄りの方。
福祉関係の仕事や学校に通っている方。
理学療法士、介護士の方。
プロスポーツ選手の方。
イベントや百貨店関係の方。
外国の方。
など、本当に多種多様な方々に出会いお話できました。
一番多くいただいた言葉が「カッコイイ!けど、どこが福祉なの?」で、一番嬉しい言葉でした。
それがa.ladonna.の目指す「ボーダレスファッション」であり、創ってきた形でした。
そして「こんな服がほしかった!」「お洒落ができて嬉しい!」という声や、「健常者の私たちでも欲しい!」という声もたくさんいただけました。
登壇させていただいたシンポジウムでは、日本のアパレル産業(作り手)と障がい者や高齢者を含む消費者(買い手)の問題と解決方法・目標を話させていただきました。
終了後に「今まで考えてたこともなかったことを考えるきっかけをもらいました。」「これから生産背景や障がい者の人たちのことをもっと身近に考えていきたいです。」「障がいを持つ子供を育てながら仕事復帰した際は何かご一緒できたらと思います。」など、感想をいただきました。
一緒に登壇させていただいたMana’olanaの布施田祥子さん、車椅子タレントの中嶋涼子さん、3人をまとめて下さったファシリテーターの田中真宏さん、ありがとうございました。
そしてa.ladonna.ブースのアシストをしてくださった皆さん、ありがとうございました。
企画から5年。製作に4年。
届けたい方々にやっと届けれたという思いで感無量でした。
同時に新たなアイデアや課題も見えてきました。
シンポジウムの最後に「2020年はどうなっていたいですか?(いると思いますか?)」という質問に「こういったシンポジウムも必要無くなるくらい、障がい者と健常者とがボーダレスな世界になっていってほしいです。」と答えました。
その世界をみんなで創っていきたいと思います。
この「超福祉展」を通して見て感じれたことをしっかりと次に繋いでいきます。
これからもa.ladonna.をどうぞよろしくお願い致します。
a.ladonna.代表 加藤千晶
各イベントの様子は主催のピープルデザイン研究所のFacebookページなどで見ることができますので、是非チェックしてみてください。